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2006年1月19日


   <本日のツボ4>
     『預金額ではかろう』

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<ツボの説明>

  個人商店では、レジスター機か手提げ金庫に現金が
 入っていて、受け取った売上金はその中に入れます。
 仕入れや経費はその中から支払い、残った分の現金が
 利益ということになります。

  実際には正式な会計をやろうとすると、そこに
 在庫という概念が入ってくるので、現金は全く残って
 いないのに帳簿上は利益がたくさん出てしまう、など
 ということがよく起こります。この場合の利益は現金
 ではなくて商品の在庫という形になっています。

  会社の場合も、やはり利益は様々な会計上の科目に
 分散されて残ります。具体的には在庫商品やパソコン
 などの備品、車や土地や建物などになるのですが、ひ
 どい場合には回収の見込みがまったくない売掛金で
 あったりします。
  これでは法人税などとても支払えません。

  会社の状況を計る指標にはいろいろありますが、
 まずは預金の残高が大切です。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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