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 <本日のツボ100>
   『売上向上の5ルート その5』

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<ツボの説明>

  売上を向上させるためにできることというのは、たったの5種
 類しかありません。5つの道筋のどれかをたどることによって売
 上向上を達成することができるという意味で、これを「売上向上
 の5ルート」と呼んでいます。


  さていよいよ5つめのルートです。

  それは「商品の販売単価アップ」。


  「な〜んだ」と思わないで下さい。

  このことによって売上を向上させても、変動費も固定費も、原
 価も販売費も、あらゆる費用がまったく増加しません。

  1番目から4番目までの道は、それぞれが売上向上につながる
 道ではありましたが、売上と同時に利益も向上させる道である保
 証はありませんでした。

  しかしこの第5番目のルートは、それを成し遂げることで向上
 した分の売上額が、まるまる利益額のアップにつながる道なのです。


  それにもかかわらず、大部分の会社がいいかげんな値決めを受
 け入れてしまっています。

  新規顧客の獲得やリーピート回数の向上といった目的に対して
 投入している労力や費用に比べると、単価アップなどの価格戦略
 にはそれほど労力や脳力、お金などを掛けていないように思われ
 ます。


  持てる力をすべて傾注してでも知らなければならないことは、
 お客さんが他社に流れることなく支払ってくれる価格の最大値は
 いくらなのかということと、競争相手のお客さんをただちに奪い
 取り、受注を独り占めすることができる価格の最大値はいくらな
 のかということです。

  この2つの最大値が明らかになって初めて、商品戦略や販売促
 進活動に本質的な目的を付与することができ、組織の活動すべて
 が戦略的な意味合いを持ってきます。

  2つの最大値を基準にした商品開発、仕入れ、販売活動 を行
 なうという、非常に明確な行動指針ができます。


  言いすぎなのを承知でもう一言。
 「コレができない会社は生き残れない」です。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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