タイトルロゴ大山祐史の経営コラム

 


 <本日のツボ188>
   『確定している未来』

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<ツボの説明>

  2005年
   65歳未満の労働力人口:6145万人
        高齢者人口:2556万人

  2020年
   65歳未満の労働力人口:5600万人
        高齢者人口:3450万人

  ※労働力人口=就労者数+完全失業者数
   総務省 労働力調査より(2020年は生産力人口に対する比率を
   用いて推計)
   高齢者人口=65歳以上の総人口


  「推計」ではありますが、年齢別の人口に関する数字は、かなり
 確度の高い推計値です。

  今60歳の人は、生きている限り10年後には必ず70歳になるから
 です。このようなことは確定している未来だと言うことができます。


  冒頭の数字を用いて、労働力人口に対する高齢者人口の比率を
 計算してみます。

     2005年: 41.6%
     2020年: 61.6%

  支える側の労働力と支えられる高齢者の比率です。

  あと、たったの14年で、恐ろしくバランスが悪くなることが
 わかります。


  実は、2005年時点の高齢者人口のうち、495万人が就労者
 です。65歳以上でなおかつ、現役で仕事をしている方が495万人
 いらっしゃるということです。

  この人数を労働力側にシフトすると、2005年の比率は31.0%
 まで改善します。

  2020年になってもこの31.0%という比率を維持するためには、
 65歳以上の方のうちなんと1308万人が、現役で働き続けている
 必要があります。


  このメルマガを通して、65歳からのビジネス戦略を一緒に考えて
 ゆきましょう。

  この期に及んで社会保険庁の言っていることを信じている人は
 いないと思いますが、「年金は大丈夫です」といわれると、信じ
 たくなるのも人情です。私だって大丈夫であってほしい。

  でも、それは甘いです。


  2020年の人口構成になったとき、世の中はどのように変化
 しているでしょうか?

  そのときあなたの会社が、貴方のスキルが、その社会に提供でき
 るサービスとは何ですか?

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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