<本日のツボ309>
『鏡に映る姿』
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<ツボの説明>
では、「ヒトを育てる」とはどのようなことをいうのか?
それは「企業のコア・バリュー」を定めて共有することに他なら
ない。豊田喜一郎にしても本田宗一郎にしても、松下幸之助にし
ても、彼らがロールプレーヤーとして行動・思考の規範となり、
その後継者もまた、同様のものを引き継いで自らがロールプレー
ヤーとして振舞ってゆく。これを繰り返すことによって、一人の
人間の想いが、大きな企業を動かす指針となって巨大なエネルギー
を生み出している。これが企業の「コア・バリュー」となる。
これもまた中小企業とて同じことである。そこにいる経営者の
人物像がそっくりそのまま社風となり、会社としての行動規範と
なるのだ。
だからまず、経営者は自らの行動規範、価値基準といったものを
定め、それを明示すべきなのである。いずれはそれが会社の姿に
反映されることになる。
その姿が美しかろうと醜かろうと、会社というのは「経営者自身
を映す鏡」なのだ。
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アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史
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