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 <本日のツボ64>
   『批判の受け止め方2』

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<ツボの説明>

  外国人は、「考え方や信念」と「その人の人間性」を、完全に
 切り離して考えることができるようです。

  日本人はどうもこの区別が苦手で、会社の従業員としての自分
 と本当の自分自身 とか、信念・考え方と自分の人間性 などを
 うまく切り離して考えることができない傾向があるようです。


  そういったことから、メンタル面では、意見や信念を批判され
 たとき、自分自身が批判されたと感じてしまい、そのことが恨み
 として残る事があります。

  本当は、批判されたのは考え方のほうであり、あなた自身が否
 定されたわけではないのに、それを混同してしまうために、自分
 という人間が否定されたかのような、疎外感や恨みの感情を持っ
 てしまうのです。


  これは損です。
  会社にとっても、その人自身にとっても、大損です。


  恨みの感情を持つことはストレスとなって、自分自身の心にも
 おおきな負担をかけることになります。

  恨む心は長い時間尾を引き、その人の心をじわじわと締め付け
 続ける、たちの悪いストレス要因なのです。

  このようなストレスが積み重なると、やりがいの喪失や仕事に
 取り組む意欲の減退がおき、ひどくなると「うつ病」などの心の
 病気につながることもあるわけです。


  職場で「考え方や意見を批判しても、それはその人そのものを
 批判したことにはならない」というルールを明確にしておくと、
 職場のコミュニケーションを、質と量の両面から改善することが
 できます。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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