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 <本日のツボ83>
   『一番をみつけ出そう』

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<ツボの説明>

  消費者がなにかを購入するときというのは、必ず「一番XXな
 もの」を買っているといえます。

  有名なサイト「価格.com」では、様々な商品について最安値の
 お店を真っ先に表示させることができますが、このサイトを訪れ
 た人が買い物をする場合、たいていはその「最安値のお店」から
 購入するでしょう。

  「安いお店で買いたい」と考えているお客さんが、2番目や3
 番目に安いお店から買う理由はあまり見つけられません。


  また「今すぐほしい」と思っている人は、納期を確認した上で
 「一番はやく手に入る店」から購入することになると思います。

  同様に「一番サポートが充実している」とか、「一番長い保証
 期間がついている」といったことを購入の理由にするお客さんも
 いることでしょう。

  どれでもいえることは、「2番目に早く手に入る」とか「3番目に
 保証期間が長い」というのは購買の理由にならないということです。


  そうはいっても「業界ナンバーワンの地位を得るのはそうそう
 簡単なことではないですよ」という声がきこえてきそうですね。

  本当にそうでしょうか?


  映画の告知などでよく使われてる「全米ナンバーワンヒット!」
 という広告を見たら、そのコピーの下のほうをよくみてください。

  「公開後3日間の興行収入、2006年第一位」とか「200
 5年、ホラー映画部門第一位」などという但し書きがついていま
 せんか? 小さい字ですけれども。


  ちょっと乱暴な言い方になってしまいますが、切り口を狭めて
 とらえると、どこかに「ナンバーワン」といえる領域が見つけ出
 せるということなのです。


  もっと乱暴に言ってしまうと、「うちがナンバーワン」と宣言
 した時点で本当にナンバーワンになる領域がどこかにある、と
 いうことができます。

  さっそく自社商品のナンバーワンを見つけ出して世の中に告知
 してみましょう。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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