タイトルロゴ大山祐史の経営コラム

  2006年10月9日


   <本日のツボ号外>
    『やっぱり日本食ですかねぇ』

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<ツボの説明>

  今日、日本は祝日のためお休みです。

  そこで海外在住読者の方へ雑談をお送りします。
 (日本の読者の方、すみません。無視してください)

  今日は体育の日ですよ。それを忘れていて「日本の本社と連絡が
 取れない」などといってあせった方もいらっしゃるかと思います。



  先月、私の同級生が病院で手術を受けました。

     大腸がん だったのです。

  まだ40代前半だというのに、「できてから2年くらい経って
 いるん大きさ」といわれたそうです。

  幸い手術は成功し、まもなく退院できそうですが、今後も通院
 しての再発防止治療を続けるとのこと。長い戦いの始まりです。


  彼は海外勤務が多く、バンコック、シンガポール、ハノイと
 ほとんどを日本の外で暮らしていました。しかも単身期間が長い。

  「がんなんて思い当たるふしはないんだけど・・・」といいつつ
 「食事はエカマイのマックで済ませることが多かった」とか、
 「日本人と食べに行くのはほとんど居酒屋で、そういえば揚げ物
  メニューが多かったな」などと申しておりました。


  なるほど、「日本食」を食べに行ってもついつい、トンカツや
 から揚げ、天ぷらなどをオーダーすることが多かったということは
 自分でも思い当たります。

  ましてや、ラーメン亭や眠眠を「日本食」にカウントしては
 いけないのかもしれないですね。


  我々の親の世代までは、どう考えても肉なんてあまり食べない
 農耕生活・植物食主体の民族だったでありましょうから、その子孫
 である私たちも、身体のつくりはそういう食べ物に合わせたものに
 なっているのは確実でしょう。

  近年の日本の人口動態資料によると、胃がんが漸減傾向である
 のに対して、大腸がんが急激なペースで増加しています。
 (人口10万人あたりの死因比較)

  このことはやはり、ここ30〜40年の間の食生活の変化が、
 日本人の身体に影響を与えている結果と考えて良いかもしれません。

  進化論的に考えると「食べ物」という生活環境の変化に対して、
 適応不十分な種は淘汰の過程におかれているということかも。
  肉食に適したものだけが生き残り、古臭い長い腸を持った者の
 遺伝子は種の中で継承されないという・・・。

  ま、それは冗談ですが、
 そんなことで、最近我が家では肉を減らしてご飯と野菜中心の食事
 が多くなっています。

  駐在員のみなさん、食生活には十分ご注意下さい。

   「讃岐うどん屋」なら問題ないと思いますよ。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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