<本日のツボ103>
『パートナーとしての管理屋』
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<ツボの説明>
成長期に入った会社の経営者は、管理屋に自分のビジネスのシ
ステム化とその運営を委任し、自らの仕事を絞り込んでゆく必要
があります。
ここで言う管理屋とは、保守的で変化を嫌う人 という特徴を
持つことになってしまうのですが、昨日も述べたようにこれは起
業家としての経営者とは逆の性格ということができます。
起業家経営者は、外で動き回るのが好きです。新しいテーマや
仕事を見つけてはそれを会社に持ち込もうとします。
一方、管理屋は「そんな前例がないことできません」とか「決
めた通りにやってください」というのが口癖になってきますから、
社長のやっていることがおもしろくないと感じ始めます。
気の合った友達同士で会社を作るというのもよくあるパターン
なのですが、似た者どうしの友人関係だと、経営者と管理屋とい
う棲み分けが困難になることがあります。
また、ちょうどよく起業家と管理屋に向いているものがパート
ナーを組んだ場合でも、上記のような理由により感情的な対立が
起こることがよくあります。
この場合、お互いが相反する特徴・性格をもっている理由を理
解していれば、社内に無用な混乱が起こることはありません。
「友達どうしで起業したが、成長期に入ってしばらくしてケン
カ別れになってしまった」というケースが珍しくないのは、この
ように変革者的な経営者とシステム化を求める管理屋が、お互い
に必要な特質をよく理解していない場合が多いからなのです。
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アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史
本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
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