タイトルイメージ

 


 <本日のツボ90>
   『勝ちか負けか』

 ------------------------------------------------
<ツボの説明>

  「格差社会」とか「勝ち組・負け組」といった言葉をよく耳に
 するようになりました。

  ようするに、規制緩和によって競争社会となり、その競争に勝っ
 たものと負けた者の差が大きくなってきている、というようなこ
 とを言っています。

  このような言葉をきくとついつい「自分はどちらの組になるの
 かな?」などと本気で心配してしまうのですがよくわかりません。


  実際は、この言葉自体マスメディアによって作られたものです
 し、相対的な話ですからハッキリした基準があるわけではないの
 で捉え方次第でいかようにも考えることができるのです。

  もともとすべての日本人の所得が均等であったことなどありは
 しません。あらゆる情報の流通量が飛躍的に増大したことにより、
 すでに大きな成功をおさめた人たちの情報にも触れる機会が多く
 なって来ているため、「勝ち組」といわれる人々の存在感が大き
 くなってきているようです。

  こういう価値観は相対的ですから、「勝ち組」の存在感が大き
 くなると、それを裏付けるために「負け組」も強く意識されるよ
 うになったというだけのことです。


  全人類を対象としてみた場合、すべての日本人の生活水準は
 上位10%の中に入るでしょう。

  見方を広げれば、日本人だというだけで「すごいお金持ち」だ
 ということができるのです。


  もしあなたがタイ人として生まれてきていたら、いまごろどん
 な生活を送っているか想像してみてください(住んだことがない
 方にはムリか・・・、すみません)。

  日本に生まれてきたということから、あなたは強い運を持って
 いることがわかります。幸せな成功をつかむためには十分な強運
 の持ち主だということができるのです。

--------------------------------------------
 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


  本コラムの内容は、大山祐史によるものであることを明記する
 限りにおいて、引用・転載は自由です。