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 <本日のツボ94>
   『参加者をインスパイアするもの』

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<ツボの説明>

  教育学者の齊藤孝さんは、「グループディスカッションの参加
 者をインスパイアするためには、男女両方がグループ内にいるこ
 とが望ましい」と述べています。

  両性が参加する方が議論が活性化し会議の結果も良好なものと
 なるのだとか。


  たしかに、会社経営の現場でもそのような体験をすることは多
 いと感じています。

  経営会議や企画会議、営業会議などで男性ばかりが集まってい
 るところに呼ばれて参加すると、その場がどんよりと沈滞した空
 気に支配されていて、立ち会っているコチラの方まで生気を奪わ
 れてしまうような気分になることが少なくありません。

  反対に、ベンチャー企業などでの議論に参加させていただくと
 き、「この会社は皆さん前向きで、良いアイディアがどんどん湧
 き出てきてスゴイな」と思うようなときというのは、必ずといっ
 て良いほど男性女性両方が参加しての議論となってます。


  少人数でのディスカッションなどで特に強く感じるのですが、
 男女が真剣にアイディアを出し合っているときというのは、同姓
 同士で行なうときよりもかなり議論の質が高いように感じます。

  最近では女性の営業マン?も増えてきました。

  男女のペアで営業活動されるときなどは、お客様が男性だった
 場合、男性営業マンが中心になって話を進めるよりも、多少不慣
 れであっても女性営業マンが積極的に会話に加わることで、商談
 の成立する確率がよくなるというケースも報告されています。


  最近ヒット商品がなかなかできないと嘆いている経営者は非常
 に多いのですが、そんなときは「アイディアを検討するときには、
 男女の相互インスパイア効果を利用してみてはどうか」というア
 ドバイスを行なっています。


 ※インスパイアとはひらめきやアイディアを沸き立たせることです。
  インスピレーションを起こさせる根源的な力とでもいいましょうか。

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 アドバンマネジ経営コラム by 大山祐史


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